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- 現役ボディビルダーが執筆
- ボディビル歴8年(2016年~)
- 2018年湘南オープンボディビル優勝
- 資格:NASM-PES(全米スポーツ医学協会)所有
- パーソナルトレーナーの経験
・マッサージガンで筋肉が溶けるってホント?
・マッサージって筋肉によくないの?
・そもそもマッサージガンて意味あるの?
マッサージガンを愛用している筆者が、こんなお悩みをすべて解決していきます。
結論を先に言うと、
マッサージガンで筋肉は溶けません。それどころかメリットがあります。
マッサージも同じです。
美容院でよくあるのが、シャンプーをした後の肩もみ。
私がボディビルダーである事がばれると必ずと言っていいほど、
「肩もみしても大丈夫ですか?筋肉分解されないですか?」
と聞かれます。
もみほぐし屋さんでも聞かれた事があります。
なぜかわかりませんが、「筋肉をもむ=筋肉を分解する」イメージを
連想するみたいです。
でも、筋肉をもんで筋肉が分解するなんて事はありませんので心配は無用。
マッサージガンも同様ですね。
むしろメリットがありますのでその点も含めて詳しく説明していきます。
本記事でわかること
・そもそもマッサージガンとは?
・筋肉が溶けるって本当なの?客観的な視点から解説
・実体験から分かったこと
・マッサージガンの安全な使い方
それでは1つずつわかりやすく解説していきます。
目次
マッサージガンで筋肉が溶ける?衝撃の事実を暴露
そもそもマッサージガンとは?
マッサージガンを説明する前に、まずマッサージについて説明します。
「マッサージ」とは
”マッサージはヨーロッパで生まれ、明治以降に日本に持ち込まれた施術方法で、
筋肉や体組織に直接、主として求心性の手技を加え、血液やリンパの流れ改善を目的としている。”
引用:医道の日本Online
歴史は古く、筋肉や体の血流、リンパの流れを改善するために生み出された手法がマッサージ。
続いて、「マッサージガン」とは
”筋肉を振動させて身体のこりをほぐすハンディタイプの電動マッサージ器具です。
銃のような特徴的な見た目から「マッサージガン」と名付けられました。
先端部分のアタッチメントが振動し、こり固まった首や肩、腰などにピンポイントでアプローチ。
筋肉のこりを和らげるのはもちろん、血行改善や疲労回復といった効果を期待できます。”
マッサージと同様に、「血流改善や筋肉のこりを改善するために生まれた」アイテムで、
セルフで体をケアできるのが特徴です。
また、マッサージガンは医療機器認証を取得しているアイテムで、国から治療の効果が認められています。
言い換えると、
マッサージガンに形が似ていても、「マッサージガンという名前ではないアイテム」は
医療機器認証を取得していないもの、という事になります。
要するに、マッサージガンにはメリットがあります。
ポイント
・マッサージもマッサージガンも筋肉にアプローチして血流を改善するのが目的。
・マッサージガンは医療機器認証を取得しているセルフケアアイテム。
一番気になる「マッサージで筋肉が分解する事実があるのか」について
以下解説していきます。
筋肉が溶けるって本当なの?客観的視点から解説
結論を先に言うと、
マッサージやマッサージガンに筋肉を分解する事実はありません。
以下の論文では、
マッサージが「筋肉痛や疲労感を軽減するのに最も効果的な方法」であると示唆しており、
”Massage seems to be the most effective method for reducing DOMS and perceived fatigue.”
また別の論文では、
マッサージガンが「筋肉の活性化、筋力、関節の柔軟性/可動域に有益な変化をもたらす」事を示しています。
”The majority of the studies found that local vibration does seem to induce beneficial changes in outcome measures such as muscle activation / stimulation, muscle strength, muscle power, and joint flexibility / range of motion.”
マッサージやマッサージガンが有用であることを示している例はありますが、筋肉を分解するような論文はありません。
ですので、安心してマッサージやマッサージガンを使用してOKです。
実体験からわかったこと
マッサージガンのメリット
筆者が実際に使用しているのは、
(株)創通メディカル社の「MYTREX REBIVE」というマッサージガン。
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実際の使用感は以下の通り。
メリット
・肩こりが緩和される
・肩関節の可動域が広がる(巻き肩が緩和)
・腰が楽になる
マッサージガンを使用した部位は
「肩(僧帽筋上部)、胸(大胸筋上部/小胸筋)、お尻(中殿筋)」の3か所。
使用感について以下説明していきます。
肩凝りが緩和される
・ターゲットは肩(僧帽筋上部)
肩コリを感じる部分、気持ち良い部分にマッサージガンを当てるのがポイント。
筋トレ後、肩が重くなったり、肩が凝ることがありますが、
そういう時に使用するとかなり肩が楽になりますね。
リモートワークの時も休憩中に使用するといい感じです。
肩関節の可動域が広がる(巻き肩が緩和)
・ターゲットは大胸筋上部/小胸筋
鎖骨の直下、肩関節と大胸筋の境目を中心にマッサージガンを当てるのがポイント。
鎖骨のラインと平行に、マッサージガンを少しずつ移動させます。
パソコンやスマフォの使用で猫背の時間が多くなると、
肩関節が内側に入ることで巻き肩ぎみになります。
そういったタイミングで使用すると肩関節が開きやすくなり、 巻き肩が緩和されます。
猫背、巻き肩だと大胸筋/小胸筋が縮こまって筋肉が硬くなりやすいので、
定期的にほぐすといい感じです。
また、呼吸がうまく吸えるようになりましたね。
腰が楽になる
・ターゲットはお尻(中殿筋)
お尻の上部(腰骨の下)当たりにマッサージガンを当てるのがポイント。
筋トレや立ち仕事で下半身の筋肉を酷使すると下半身の筋肉が硬くなりやすいので、特にお尻の筋肉(中殿筋)をほぐしてあげると腰が楽になりますね。
筋肉が硬くなるとその筋肉がうまく働かなくなるので、
別の筋肉が代わりにその筋肉の働きを補おうとします。
例
お尻の筋肉が硬い場合、お尻の筋肉がうまく働かなくなる
→お尻以外の筋肉(腰回りの筋肉)が動員される
→腰回りの筋肉を酷使する
筋肉がうまく使えるようにするためにも
筋肉は定期的にほぐしてあげることが大切ですね。
マッサージガンの安全な使い方
マッサージガンのデメリットは?
使用方法を誤ると体を痛めるなど、マッサージガンはデメリットにもなるため注意が必要。
マッサージガンを当てたら痛い箇所は必ず避けるようにします。
避ける箇所
・けがや病気をしている箇所
・骨
・大きな血管、リンパ節がある部分
・顔面、首などデリケートな部分
マッサージガンは「当てて気持ち良いと感じる筋肉」にアプローチしたいので、
痛さや不快感を感じたり、何か違和感がある箇所は必ず避けるように注意が必要です。
あらかじめ取扱説明書を読んでおく事も大切です。
正しい使用方法
適切な使用法
・使用時間:1か所3分以内
・強さ:対処箇所に合わせて変える
1か所3分以内で使用します。
同じ部分に長時間あてると、もみ返しのような状態になる可能性があるため
短時間での使用を心がけます。
人によって強さの感じ方が違うため、
最初は「弱」から始め気持ち良いと感じる強さで使用します。
また対象部位によっても違うため、適宜調整が必要です。
まとめ
本記事の内容は以下の通りでした。
内容
・そもそもマッサージガンとは?
・筋肉が溶けるって本当なの?客観的な視点から解説
・実体験から分かったこと
・マッサージガンの安全な使い方
マッサージガンについて理解できましたでしょうか?
忙しくて、もみほぐし屋さんに行けない場合は
自宅で簡単にセルフケアもできますので一度マッサージガンを試してみるのもありですね!